【戦略立案】データやインサイトによる課題解決

【戦略立案】データやインサイトによる課題解決

こちらは戦略立案等をまとめたページになります。
売り上げ規模など、機密情報に関わるデータは意図的に除外しています。
情報量が多い為、まずは目次で概要を掴んでいただき、ご興味のある項目からご覧ください。

要約

自己PR

データとインサイトを両輪に、事業の収益向上に貢献してきました。
課題の本質を多角的に捉え、ユーザーとビジネス双方の視点から最適な解決策を立案し推進します。

マーケティング、UX、制作を幅広くカバーする知識と実践経験も強みとします。(一部の技術的な実装も対応可能)

戦略立案時に意識している事はこちらをクリックしてご参照ください。

■インパクト、センターピン
施策の結果が目的達成にどれだけ大きく影響するかを重視。
インパクトだけではなく、コスト(手軽に実施、費用)も意識して推進します。

■目的意識

成果への影響、リソース、施策の優先順位等だけではなく、チームで進める上での共通認識としても重要と考えております。

■戦略的撤退
事業の全体最適の観点から効率よく進める為、状況により”あえて実施しない”という戦略的判断もします。
SEOを例にすると、コンテンツの質、DA/PA、被リンク数などを総合的に分析し、競合と戦って勝てるのかを判断。
また、着手後継続的にデータを取得し、コストの回収が見込めないのであれば撤退も選択します。

■ユーザーのニーズ重視
データに捉われすぎず、ユーザーインサイトを深く洞察し、ユーザーに寄り添った施策もバランスよく立案する。
仮に競合に勝てないとしても、ユーザーに価値があり、かつCVに貢献するコンテンツであれば、新規作成も積極的に行います。
(先行投資としてだけではなく、別ページから内部リンクを通す等で活用する事も考慮します。)

全体を見通す視点

メディア事業の新規立ち上げを主導した経験から、全体最適の視点で意思決定を心がけます。
具体的には、SEOだけでなくCROやUXを掛け合わせ、ユーザーインサイトを把握した上で集客からCVまでの導線設計を一貫して行います。

実践的な課題解決力

自走で施策立案→実装→改善を完結。実務で磨いた問題解決力が強みです。

プロジェクト推進力

ディレクションの経験もあり、プロジェクトを推進する調整力も高めてきました。

今後も既存の知識や経験にとらわれず、新たなトレンドや手法も積極的にキャッチアップし、貴社の事業成長に貢献してまいります。

対応可能範囲

戦略立案から推進及び実行まで一気通貫で対応し、事業の成長に貢献します。

対応可能なWebマーケティングの詳細はコチラをクリックしてご参照ください。

その他、制作の経験を活かした豊富な知識や経験もございます。

制作の知識や経験の詳細はコチラをクリックしてご参照ください。

下記のようなご要望も承ります。

  • GA4やGTMを使用したイベントトラッキングの設定や、分析、改善提案。
  • SearchConsoleでのモニタリングや分析。
  • 上記以外の各種分析ツールを使用した施策の推進。(A/Bテストやヒートマップ等)
  • チームでの業務経験から、メンバーへの作業依頼や進捗管理もスムーズに行えます。
  • 下記制作実務。
    実務が可能な為、解像度高くディレクションする事でコミュニケーションを円滑に進め、効率化やエラーの防止に繋げます。

デザイン/コーディング/コピペや簡単な書き換えでのJavaSCriptやPHP/ライティング/写真撮影/YouTubeレベルの動画編集/ドメインやサーバー関連の技術的な対応

現状把握/課題発見

分析手法

分析では、アクセス数やCVRが低いページを特定し、その原因について仮説を立てた上で、具体的な改善策を提案することも可能です。
下記等のツールを使用し、各種設定、レポート/ダッシュボードの作成、解析等もできます。

  • Google Analytics(GA4)
  • Looker Studio
  • Google Tag Manager
  • Search Console
  • Similarweb
  • GRCやSEODOOR等のSEO関連のツール
  • ヒートマップ
  • A/Bテスト
  • SQL(独学中。phpMyAdminからDB、テーブル、カラム指定程度の簡単なデータ抽出は可能。)

データドリブンな課題解決

【課題の本質を特定】集客からCROへの転換で、自然検索経由の売上高を3倍に拡大。

KPIとして、自然検索によるアクセス数の増加を希望されていましたが、Google Analyticsで分析した結果、集客力は既に十分にありました。
逆にCV数やCVRに改善の余地を感じました。

そこで、特に『今すぐ客』の機会損失を防ぐ事を目的に、複数のCRO施策を実施。
結果、サイト全体のCVRが大幅に向上し、自然検索経由の売上高を3倍に拡大させました。

※季節要因についての補足。
施策の実施は着任直後の10月月初で、計測は前後比で8~9月、10月~11月でそれぞれ2カ月で計測。
8月は同業界における年間最大の繁忙期、9月辺りから落ち着き、10~11月は閑散期となります。 (昨対比の場合記事数からPV数が大きく変わる為、直近の前後比で取得しました。)

■目的
担当する自社メディア経由での売上拡大。
■課題

分析の結果、集客数は十分にある反面、サイト全体のCVRが低い事を課題と感じました。 CV意欲の高い『今すぐ客』が流入するページにおいて、FV離脱率が80%以上となる機会損失も発生。

■仮説

離脱の主要因は下記にあると仮説を立て下記施策を実行。

  • ユーザーが離脱するまでにCTAが無い。
  • CTA訴求軸の分かりにくさ。
  • 信頼性の不足。

■施策内容

複数のCRO施策の中でも、特に貢献度が高かったのは以下の3点です。

  • フローティングCTAの実装
    背景:CTAが記事最下部にしかなく、ユーザーは大半がFVで離脱していた。
    施策:『今すぐ客』向けのページにフローティングCTAを実装し、常時CV導線を確保。
  • CTA訴求軸のA/Bテストによる最適化
    背景:CTAタップから架電までの遷移率が低い事を発見。『料金を確認』という文言がユーザーの意図とずれていると仮説立て。具体的には、料金ページを見たいユーザーの意図に対して、実際には架電する流れになっていました。
    施策:訴求軸を『料金を確認する』から、電話アイコンを加え『タップで相談 料金を確認する』に変更し、ユーザーの期待値と実際の動作を一致させました。
  • ファーストビューでの信頼性提示
    背景:緊急性の高い修理依頼では、業者の信頼性も重要な判断基準となる事もある。
    施策:老舗企業である事やISO取得等をFVに記載し、ユーザーの不安を解消。
■成果

複数の施策を実施した結果、総合で売上げ前後比3倍を達成。

過去に戦略に固執し、戦術レベルでの実行、改善サイクルを上手く回せず初動で失敗した経験があります。
その学びから、着手初期よりデータドリブンにファネルを見据えて本質的な課題を特定し、プロジェクトを成功に導く事ができました。

【課題の本質を特定】CROを集客へ、優先度変更の提案事例

目的は問い合わせの増加です。
CROを希望されていましたが、Google Analyticsで分析した結果、アクセス数がかなり少ない状況でした。
母数不足の為CRO効果を最大化できない為、一旦集客数を増やした上でCROを実施する方向で提案させていただきました。

【新規メディア立ち上げ】56,000PV/月、新規登録850人/月を達成した事例

新規事業として自社メディアを立ち上げる際、競合分析や市場調査を起点とした、戦略立案、施策の推進、改善までを実行しました。(下図参照)

■目的
事業拡大の為、広告費に依存しない、持続可能な新規ユーザー獲得チャネルを構築する事。
■課題
集客が広告依存に偏重している事に課題があると感じていました。
特に、競合他社が広告出稿を強化した結果、入札単価が上昇した事が背景にあり、外的な要因として持続的なリスクを認識。
■戦略

市場調査と競合分析から、以下の2つの戦略を策定。

  • 市場の好機:アフィリエイト報酬の変動で競合淘汰(いわゆる焼け野原状態)を確認。
    かつ上位サイトも個人サイトが中心であり、新規参入の勝機があると判断。
  • 独自ポジション:競合とは異なり、自社はアフィリエイトに依存しない自社取扱い製品。
■施策内容

戦略に基づき、以下の施策を実行。

  • 競合調査:Similarwebで競合の流入規模(20万PV/月、流入は自然検索のみ)を把握し、SEOで十分に戦える市場である事を確認。
  • CRO:『新規登録500円分無料』のオファーをCTAに設置し登録を促す。
  • 体制構築:プロジェクト立ち上げの為、デザイナーやプログラマーの開発リソースを確保し、迅速にCMSを構築。
    記事制作の流れを全行程仕組化しマニュアルも作成。
  • ターゲットキーワードの見直し:ローンチから1ヶ月後、想定よりも流入数が大幅に下回った為、Search Consoleからのアドホック分析に基づき方針を転換。
    状況はビッグキーワードからの流入が取れておらず、対策としてロングテールで集客数を確実に増やし、サイト全体の上位表示を目指す方向へシフト。
    ローンチ3ヶ月後には26,000PV/月へ上昇した事から一先ずの安心を得ました。
    この経験から、戦略の正しさに固執するのではなく、キーワード選定等細部にまでこだわる必要性を感じました。
■成果
ローンチ後半年で、自然検索流入のみで56,000PV/月、新規登録850人/月を達成。

【OMOのグロースハック事例】**Webマーケティングの思考法を応用し、売上10倍/粗利2倍を達成

オンラインクレーンゲーム(IoTを使用したOMO)において、データドリブンなWebマーケティングの思考法を物理筐体の改善に応用。
施策実行の翌日から対象筐体の売上を10倍以上に拡大、収益性も大幅に改善したプロジェクトです。

■目的
課題であった事業全体の収益性改善の為、売上不振だった筐体を高収益化する事。
■課題
CRM分析から、対象の筐体は売上が低い事が発覚。
原因はプレイ回数の極端な低さがボトルネックになっていた。
■仮説
回転数を上げれば売上の拡大を期待できる。
併せて、ゲーム性や難易度を調整の上、ユーザーのニーズに対して適切に訴求できれば利益率を上げる事もできる。
■戦略
  • オンラインの知見をオフラインに転用し差別化する。
    競合他社がオフラインでの現場感覚に頼る中、CRMを活用したデータドリブンなデジタル施策を物理筐体(オフライン)に応用。
    成功事例を言語化により仕組化。再現性の高い改善を実現し、持続可能な競争優位性を作る。
  • スタートアップの強みやポジションを活かした高速PDCA。
    即時反映可能な意思決定や実行等、与えられた裁量の大きさを活かし、仮説検証サイクルを高速に推進。
■施策内容

上記戦略に基づき、以下施策を実行。

  • プライシングとゲーム難易度から、収益が最大化されるようゲーム性を再設計。景品原価と目標利益率から逆算し、1獲得あたりの平均プレイ金額が引きあがるようゲーム性を調整しました。
  • 広告運用やLPOの知見を応用したクリエイティブの改善。サムネイルやゲーム画面の映像に映り込むPOPを最適化し、ユーザーに何を伝えるかをニーズに合わせて訴求。プレイ前の意思決定を後押ししました。
■成果
施策実行の翌日には、対象筐体の売上が前日比10倍以上を達成。翌日以降もその高水準を維持。
この成功事例を基にした横展開により、事業全体の利益拡大に貢献しました。

このプロジェクトを通じ、事業課題の本質を捉え成果を出す課題解決力が自身の強みと改めて実感しました。
特にWebマーケティングで培った、データに基づく仮説検証や、顧客体験の最適化と等のスキルが、オンライン/オフラインを問わず事業の利益に直結する事を改めて感じました。

データ分析によるニーズやインサイトの発見とUX改善

ユーザーのニーズやインサイトを推測し、課題の発見や仮説の立案に繋げる為のリサーチを実施。
具体的には、GA4、A/Bテスト、ヒートマップ等を使用した定量調査の経験がございます。

また、Search Consoleの検索クエリを分析し、下記2点の差分も特定します。

  • ユーザーインサイト(検索意図)。
  • 既存ページのコンテンツ内容。

目的は、ユーザーが抱える課題をデータから発見し、より満足度の高い体験を創出する為のリサーチです。

Search Consoleを使用したリサーチと改善の例はコチラをクリックしてご参照ください。

まずはGA4で改善インパクトのありそうなページを特定します。
Search Consoleでそのページの検索クエリをリサーチします。

リサーチの結果、『テレビ 壊れた』をターゲットキーワードとした記事に対して、『テレビ 映らない 原因』というキーワードでの流入があったとします。

仮に、記事内で『テレビ 映らない 原因』のコンテンツ内容が少ない場合は、下記いずれかの方法で対応します。

  • コンテンツを充実させる。
  • 別ページで1本記事を作成する。元の記事と相互リンクをかけ、元の記事からも誘導する。(=トピッククラスターを作成する)

※このケースでは、ユーザーの具体的な疑問に直接答える為に、新規記事を作成する事が最も効果的と判断します。
理由は、1記事1トピック(検索意図)のSEOにおける原則と、『テレビが映らない原因』という課題を持つユーザーに対し、1つのページで解決策を提示する事が、迷わせない、分かりやすい体験に繋がる為です。

※検索意図への補足事項。
『テレビ 壊れた』は困りごとが漠然としており、『テレビ 映らない 理由』は課題がより明確。
インサイトの深さや顕在化のレベルが異なり、厳密には別のユーザーのニーズになる。
また、ここでトピッククラスターを作成する意図は、潜在的な検索意図で流入したユーザーに対して、より具体的なテレビを修理する為の可能性を掲示し、別ページで詳細に説明する事でユーザーの理解を促す事です。

仮説検証

A/Bテストでの効果測定の事例(LPOの事例)

下記等で比較し、勝ちパターンを採用する流れで進めました。

ファーストビューでのテスト

  • アイキャッチに含める訴求軸でテスト。LPの方向性を決定づける重要な工程の為最初に実施。
  • 訴求軸でテスト後、勝ちパターンにおいてキャッチコピーやボディコピーでテスト。
  • 写真や配色等デザインでテスト。上記改善後の細かい調整。

CTAでのテスト

  • コピーやマイクロコピーでテスト。
  • ボタンの配色でテスト。
  • ボタン位置やフローティング等でテスト。

課題の改善事例

訴求内容やコンテンツの設計等の改善

下記等を対応。

  • 【改善前】スペックのみを訴求 → 【改善後】ユーザーのベネフィットを訴求。
  • 競合が多い為、差別化を目的としてUSPを明示。ユーザーに自社を選ぶ理由を訴求し購買に繋げる。
  • 感覚的でわかりづらい(話が飛び間の繋がりを補間できていない等)ので丁寧に誘導する。

ヒートマップでの改善事例

注目されているコンテンツをページ上部に移動させたり、主要な訴求軸として設定したりします。

訴求軸にする例。
ヒートマップ分析から、ユーザーは安さに注目していると仮説を立てました。
そこで安さを訴求軸にし、説得力を増す為に『何故安くできるか』理由を追記。
A/Bテストで検証した結果CVRが上昇。

SEOにおける集客や、CVRの改善事例

SEOやCROは特に得意な領域で、別ページにてご紹介しております。
SEOやCROの詳細はコチラをクリックしてご参照ください。

広告クリエイティブの改善によるCTR/CVRの最適化事例

ベンチャー企業にて、代理店への依頼で月額広告予算350万円で運用いただいた中での一事例です。
(役割はマーケティングディレクター)

戦略の立案とクリエイティブの制作を私が実行し運用を依頼。
結果CTRやCVRを改善した経験もございます。

施策の意図や制作したクリエイティブの詳細はコチラをクリックしてご参照ください。

ポートフォリオカテゴリの最新記事